原子炉区画陸上保管施設建設への協力
(1) 解体された原潜の原子炉区画は、必要な密閉処理等を施した上で現在海上保管されていますが、 ロシア政府は、この原子炉区画をより安全かつ安定的に保管するための陸上保管施設を ロシア極東のラズボイニク湾に建設中です。

一時保管中の3区画原子炉ユニット(ズヴェズダ造船所)
(2) 日露非核化協力委員会はロシア政府からの支援要請を受け、2006年8月、現地に調査団を派遣し、 原子炉区画陸上保管施設建設事業の妥当性及び安全性等についての調査を行いました。 この調査結果を踏まえ、2007年1月、日露非核化協力委員会は同施設建設に協力することを正式に決定しました。

原子炉区画陸上保管施設建設現場(ラズボイニク湾)
(3) 2007年5月、日露非核化協力委員会はロシア連邦原子力局(現ロシア国営会社「ロスアトム」)との間で 本件協力事業の枠組みを定める実施取決めの交渉を開始するとともに、2007年9月から2008年7月にかけ、 同施設で使用される浮きドッグ、クレーン及びタグボートについての基本設計を行いました。
(4) 2009年5月、プーチン露首相来日の際に日露非核化協力委員会とロシア国営会社「ロスアトム」との間で本件協力のための実施取決めが署名されました。日露非核化協力委員会は、同取決めに基づき、原子炉区画陸上保管施設で使用される浮きドック、 クレーン2基及びタグボートを供与することを正式に決定しました。
(5) 2010年8月及び9月に上記3機材の建造業者を選定するため国際入札を実施し、クレーン2基、浮きドック及びタグボートの建造業者を各々決定しました。
(6) 2010年8月にクレーン2基及び浮きドック、同年9月にタグボートの建造にかかる請負契約が各々ウラジオストクにおいて署名されました。これらの署名式には国営会社「ロスアトム」、連邦国営単一企業「ダリラオ」社、在ウラジオストク日本国総領事館等から関係者が出席しました。
なお現在、上記3機材の建造作業は、2011年中の納入に向け順調に進展しています。